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図5・11は発信機と受信機との間の角度差と出力トルク、入力電流、入力電力の相対的関係を示し、角度差が90°の時トルクが最大になる特徴を示している。

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図5・11 トルク用シンクロの特性曲線

 

(b)制御用シンクロ
制御用シンクロとは図5・12に示す如く受信機を接続した機械装置を制御する(例えば、サーボモータにより駆動する。)ために、発信機と受信機との回転角度差(角度変位)を電圧信号として取出すのに使用されるシンクロ電機をいい、その電気的な構造は、トルク用シンクロと同様である。制御用シンクロの受信機は角度変位を電圧信号に変換する役割をするので、シンクロ制御変圧機と称する。

 

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シンクロ制御変圧機の出力電圧の零点位置は発信機の回転子の相対位置により電気的に90°ずれたところにあり、この点を基準にして、通常、発信機回転子と制御変圧機出力軸の回転角差を出力電圧として検出する。出力電圧Eoは図5・13に示すように、回転角度差θの正弦(Sinθ)に比例して変化するが、角度差の小さな範囲ではほとんど直線的に変化する。また、出力電圧の位相はは回転角差θが

 

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図5・13 シンクロ制御変圧機の出力電圧

 

 

 

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